学生時代、ビュコック夫婦のところに下宿してたヤンさん。大学から院に行って、就職が遠方になってしまったのでお互い残念がりながら引っ越し。仕事はまあ順調、恋愛には縁のないまま、うっかり家賃補助があるのをいいことにひとりには広めの一戸建てを借りてしまい、そうだいいこと考えた!下宿人を置けばいい!と思いついて、やって来たのが猫つき少年ユリアン(身寄りのない苦学生と言うことで、家賃は下げました。後にこれをそっくり貯金しておいて、将来のためってユリアンに渡す流れ)。そしてユリアンも無事成長し、大学から就職へ、長い間お世話になりました、ひとりでほんとうに大丈夫ですかと不安そうに聞く元少年今は青年に、大丈夫だよと、ちょっと淋しそうに返して、引っ越しを手伝いつつ、ユリアンを見送るヤンさん。ユリアンの下宿中に、仕事の関連で恋人できてたんですけどね。ユリアンを言い訳に、泊まりで家に連れて来るのは避けてたんですけどね、淋しいも何も、次の瞬間その恋人のシェーンコップ先生が転がり込んで来ると言うか、一応別居状態は保つけど、ユリアンの部屋は一応そのままにしておいて、ヤンさんの部屋に入りびたりになるシェーンコップ先生とか。まあ現実は多分、ヤンさんが少しの本と着替えを持って、シェーンコップ先生のところに入りびたるんでしょ知ってる。
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