前にも喚いたが、深夜食堂なバコゴダ。ザキとコチャックも。多分シャッキリもキークも出て来る。ウドの街みたいなところでひっそりやってる食堂。お酒も少しだけど出す。メニューは豚汁だけだけど、客が言えば適当に何でも作ってくれる。過去が良く分からない店主のバーコフ。ある日、張り込みやらがひと段落で、帰る前にメシ食ってくかと寄ったのが刑事のゴダンと相棒のコチャック。ふたりとも豚汁だけと言うメニューに舌打ちしそうな顔をしつつも、出されたゴハンと豚汁が美味しいのに、思わずお代わりして、ごちそうさんって出て行き、何となくそれから常連になるふたり。どっちかって言うとゴダンの方が足繁く通う感じで。他の常連との会話から、バーコフの過去を想像しつつ、踏み込んでも来ないし、踏み込ませもしない飄々とした感じに、他人のプライバシーに踏み込んで事件を解決する刑事の自分と対極だなあと、それにしても豚汁うめえって思うゴダン。バーコフは、事件のことはもちろん話さないけど、他に人がいると居心地悪そうにするくせに、店の中には割と溶け込んでて、意外と空気読めるんだなってゴダンのこと思ってる。そのうち、昼間の買い出しとか仕込みの時間にたまたま会うようになって、開店前のお店でちょっとふたりだけの話をするようになったり、お店が閉まる直前にやって来て、ちょっと一緒に飲んだりするようになったり、そうして何となく距離を詰めて、結局バーコフのところに泊まったりとかするようになったりして、他の人には言わないけど、恋人同士になるふたりとかそういう。で、一方コチャックの方は、補導したザキが、不良少年と言うよりは、家に居場所がなくて外にいると言う感じなのが何だか気に掛かって、ザキの方は、コチャックの間の抜けたところが気になって、「あんた、そんなんでよく刑事とかやってるな」みたいな憎まれ口を叩いたりする。ザキは未成年だし、コチャックはそんな度胸はないのでプラトニックだけど、ザキが高校卒業して、心を入れ替えて大学行くことになったら、きっと花束持ってコチャックのところに、これでやっとオレたち、ちゃんと恋人同士になれる、とかって署の前でプロポーズしたりするんだよ!!
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