銀英伝って割りと男のロマンと言うか、親友と妻の両方が自分の傍にいる、みたいなシチュ萌えがあるなあと思うなどする。愛してるのは多分親友の方で、そして多分妻には愛されてると言う、そういう矢印の向き方とか。ヤンさんは個人的に、絶対シェーンコップ先生とフレデリカさんの両方がリアルに必要なんだろうと思う。そしてラインハルトさまは、ヒルダさんが必要と言うか、いなくなられると困る、と言う人なのかなあと。キルヒアイスはいてくれないと困る人で。ロイ氏はみったんに依存しまくりだし、そして激愛妻家である部分も実のところは内心で結構尊敬してるんじゃないかと思うんだよね(まあ自虐の裏返し的な感じではあるだろうけど)。ロイ氏は何か、エヴァさんのことをそもそも女性としては見てないし、興味もないだろうけど、ただ社会的に男である自分は、そういう流れがあれば、みったんと共有することになる女性、と言う感覚でいたのではないかと言う気がする。みったんの奥さんだから自分の興味の範囲に置いてる、みたいな。エヴァさんには大変失礼だけれども(エヴァさんはそういうの鋭く悟って、ロイ氏に対しては精神的に距離を置いてたに違いないと思う)。ラインハルトさまとヒルダさんは、男女の愛情で結婚したとかではなくて、帝国のために、帝国運用のためには夫婦で補い合って、繋がっていた方がいい(世継ぎも必要だし)と言う、極めて実利的かつ、しかしながら人間の情も当然あって、何かそういう、割り切った風でいて全然割り切ってない関係、と言うような。ヤンさんとフレデリカさんは、まあフレデリカさんがマジガチ恋なので当然だけど、この中では比較的真っ当に恋愛からの夫婦関係と言うか、ふたりでいると都合がいい、と言うような関係ではまったくなくて、むしろ部下と上官の男女ペアと言うことを考えれば、結婚したら世間がうわあってドン引くよね(2025年の感覚)みたいなので、むしろ避けた方が良かった結婚かもだけど、あのヤンさんにきちんと恋して結婚してくれる女性はフレデリカさんだけだったと思うよ。フレデリカさんは軍人的に暴走したりはしないだろうから、その点は安心と言うか。シェーンコップ先生は軍人的に暴走しまくりだし。ヤンさんのためならクーデターもへでもない人だし。だからこそ、ヤンさんとシェーンコップ先生は、公的に結婚ではなくて、あくまで情人関係なんだろうなと言う気がする。ヤンさんと言う人のために、公人としてはフレデリカさんと夫婦で、私人の部分ではシェーンコップ先生がいて、みたいな。ヤンさんとシェーンコップ先生的には、ふたりの間で、「お互い繋がってると都合がいい、利の勝った関係」って言う了解があったようなキガス。まあ言い訳ですけれども。ヤンさんとシェーンコップ先生は、まったくもって親友とか言う関係ではないところが個人的に萌え。情は当然あるにせよ、ほんとに「ペアだと色々都合がいい」と言う、ビジネスライクな部分の強く表に出る関係と言うか。だからこそ、あのヤンさんには、ビジネスなんかじゃない、ほんとうに愛情だけでヤンさんを好きだって言うフレデリカさんが必要なんだと思うんだ・・・。そこは自分では無理って、シェーンコップ先生も多分分かってる・・・。そういうあの3人・・・。
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