ものっすごい今さらで、え?今気づいたの?って言われそうなんだけど、もしかしてラインハルトさまとキルヒアイスの関係性って、ジルベールとセルジュなんじゃなかろうか。ジルベールとセルジュが駆け落ちした後、セルジュが一生懸命ふたりで暮らすお金を稼ごうとしてて、雇ってもらった居酒屋でこうするといいんですよこうすると楽ですよこうすると便利ですよみたいなのを見せたら、先に雇われてた人たちに余計なことすんなって袋叩きに遭うって言うの、アレ結構ショックだったんだけど、社会人になると、あーあるある、あるあるってなって、もしかするとセルジュなキルヒアイスは(女性が描くセルジュは徹底的に善人であり、他人に対する思いやりを絶対に忘れないが、男性が描くキルヒアイスは、自分の愛する人たち以外に徹底的に無関心がゆえに、全人類に優しく思いやりのある態度を取れる人で、似てるようでまったく異なる人格)、あれで世間に出ると多分嫌な目に遭ってキルヒアイスたる良さが踏みつけにされて歪められてしまうから、軍人になって、力で上に上がれる、そして上の立場から人を導ける、そういう人間になれる軍人(あるいは治世の側の人間)がいい、とラインハルトさまは一目で見抜いたのかもしれない。あのキルヒアイスだから、一生平民の凡人でも、それはそれ自分なりに幸せに暮らしたとは思うけど、キルヒアイス自身がほんとうにそれで良かったのか、最後の最後で後悔するのかもと思った。だからこそ、最後の最後で(落涙)そういう後悔をしない人生を、ラインハルトさまが差し出したのかなって思った。そして風と木の詩をオーギュ視点でロボアニメにぶっこむとボトムズのPFになります。ほんとです。マジでほんとです。マジほんと。
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