ヒルダさんとオーベルシュタイン、やっぱり確執あるあるですよねー! オーベルシュタインがあそこで死んで退場だったのは、やっぱりそれはそれなり、跡継ぎいるし、ヒルダさんと姉上がタッグ組んで育てて、極めて真っ当な、平民出身将軍のみったんが後をしっかり守って、帝国はこれからまともになるぞ!(帝国だけど)と言う未来を予感させる終わり方にするには、やっぱりオーベルシュタインの、邪魔者は排除すればよろしいと言う考え方は消すしかなかったんだろうなあ。まあ、ヒルダさんも、正直必要とあれば自分もそうすると言う選択をする人だろうなと思いつつ(姉上とみったんは考えない)、そこで消したいと思うのは多分お互いだろうから、そうなると立場が一応は上のヒルダさんがオーベルシュタインを消すと言うことになったんでは・・・とか妄想。オーベルシュタインは、皇妃がそこまでするとは・・・って、自分の暗殺計画を探り出して来たフェルナーに、虚無な表情のままちょっと苦笑するとか(苦笑してるってのはフェルナーと犬にしか分からない)。フェルナーは絶対に、オーベルシュタインが憎まれの矢面にただ立つことだけは避けるように動くだろうし、オーベルシュタインにそう進言もするだろうし、その通りだなってオーベルシュタインも認めるけど、このようになった我が帝国に、もう私と言う存在は必要ないのかもしれんなって、自ら勇退するみたいなこと言いそうじゃん。実際、ヒルダさんはいわゆるオーベルシュタインみたいな人たちをいらないから排除とか言うようなことは絶対言わないだろうし、むしろ戦災孤児とかきちんと育つように真っ先に政策立てそうじゃん。戦後に手足やら失って体が不自由になった軍人たちの福利厚生とかも。国力とは人を育てることですとか、今は国母となったヒルダさんが言ったら超納得じゃん。だからこそオーベルシュタインは、ラインハルトさまが死んで、跡継ぎもいて、その人をしっかり育てるヒルダさんと姉上(とみったん夫婦&ロイ氏息子)がいるから、もう私のような者はいらんなってなってもおかしくないと思ったりする。どうだろう。フェルナーみたいな、やたらと気が回って手回しも早い実務に長けた(色んな意味で)人は、そういう戦後の混乱も平和も手際良くさばいて行くだろうし、有事も平時も有能さに変わりがないタイプだから、戦後も重宝されるだろうし。だから余計にオーベルシュタインは、もう私はいいなって感じになりそう。でも単なる引退は、ヒルダさんが心配しそう。絶対裏で何か企む人間が出て来るって不安が消せずに、動向に目を光らせて監視の手は緩めない、みたいな。オーベルシュタインはああそうって思って隠遁してるだけだけど、フェルナーが、自分がしげしげ訪れるのも、ヒルダさんは勘繰ってそうって思うだろうし、実際勘繰られるだろうし。と言うわけで、「閣下、私(わたくし)と駆け落ちしましょう」「私はもう閣下ではない」とか言う会話をする昼下がり。また、有能だけどどこか読めないところのある部下が変な冗談を言い出したって思ってたら、かなり本気で暗殺を心配して、辺境の星(帝国からも同盟からもフェザーンからも遠い)に土地と家を買って、準備万端です、みたいなことをあの笑顔で言うフェルナーとか。まあ半年くらい掛けて口説いて、実際に暗殺計画が、いつでも実行に移せるように進行してて、今も中止の命令は出てないと言うことで、まあ、自分が消えて皇妃たちが心安らかになるならそれもいいかって、死亡事故を装って姿を消すオーベルシュタインとか。オーベルシュタインが死んだのがショックみたいな体で退役して、オーベルシュタインが先に行って自分を待ってる辺境へ、かばんひとつで旅立つフェルナーとか。ちなみに帝国は、ヒルダさんに代代わりしてから、ここは同盟も見習っても良いかって同性愛関係、それによる事実婚も異性婚と同じように認めるようになってて、戦死した軍人たちの、同性パートナーも、先前の事実婚関係が認められれば遺族年金とかが出るようになってて、ちゃっかりフェルナーもオーベルシュタインと同性婚してたことにして(事実)、死亡したことになってるオーベルシュタインの恩給を自分が受け取れるようにきちんとしてから駆け落ちしました。だってフェルナーだもの。あ、犬もフェルナーがちゃんと連れて行きます。幸せ家族。
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