マレーネ・ディートリッヒから嘆きの天使に行って、なぜかそこで男が勝手にたらし込まれてしまうコーネフさんを妄想したなど。士官学校の訓練教官してたボロディンさん、その年の新入生に何かと言うと歌ばっかり歌ってるのがいて、娯楽の少ない校内でそれは生徒たちみんなの楽しみだったりして、教官たちはたるんどるけしからんって思ってるんだけど、注意されたその歌唄いの生徒イワン・コーネフは、ああそうですか、じゃあここつまんないし、そもそも第一志望だった空挺隊に志願するのでおさらばってあっさり学校を去るとか(と言うことができるのかどうかは今は無視)。士官学校に入れたかったのはコーネフさん父上だったとかそういう。訓練教官のボロディンさんは、コーネフさんの自由人っぷりに強烈な感銘を受けて、その後の彼がどうしたかを何となく追って、訓練受けた後で空挺隊に無事入隊、いかんなくその才能を発揮し云々、ついでに相変わらず歌を歌っては周囲をたらし込んでると言う、割りと聞きたくない話も入って来る。その時にはもう自分も彼と彼の歌声に魅了され済みとまだ自覚がない。その後ふたりは再会して、君の歌は相変わらずだってボロディンさんが言って、誰だっけ?って思ってやっと思い出すコーネフさん、そしてまあお約束に恋に落ちて、そのままボロディンさんは降伏を拒んで自殺、コーネフさんはその時はもうボロディンさんのためだけに唄いながら戦死とか何かそういう。いや何か、すっごい軽薄な歌を、すっごい素敵に歌いながら敵機をびしびし撃ち落とすコーネフさんかっこよくね?みたいな。きゅーんきゅーん、きゅーんきゅーん、わたしの彼はパイロット♪って歌ってもいいよ。嘆きの天使は全然関係ないね!
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