ヤンさんはひとり暮らしが長いとかそういうこと抜かしても、誕生日を祝うと言う感覚はない人だと思うなあ。正直タイロンさんがそういうのを重要視するタイプとは思えず。船員の人たちが自分たちで祝うと言うことはあったと思うけど。なので、いわゆる「普通の」家族とやらがやるあれこれを、ユリアンと模索して行くと言うのは何か個人的に大変萌える。が、その後も多分、ユリアンにすること、と言う認識になって、他の人に気が回らないのを、偉くなってからキャゼルヌ先輩とかシェーンコップ先生にちくちく言われて学ぶとかそういう。ユリアンも、自分が祝ってもらえる立場とは思ってないので、お互いに手探りで、祝ってあげたら喜ぶかなみたいな感じにゆっくり進んで行くとか。ユリアンだと、絶対ユリアンの方が先にヤンさんの誕生日をささやかに祝ってあげて、ヤンさんがしてもらったからお返ししなきゃなあってやって、それで恒例化すると言うような。クリスマスはまたお互い認識が違うだろうから、すり合わせに時間が掛かるとかそういう。初年は多分アレだ、キャゼルヌ先輩が気を使ってふたりを自分たちのクリスマスに招待して、こうするもんだぞみたいなのを見せるとか。ヤンさんがプレゼントとか用意してるわけないからって、ちゃんとこの場の全員からと言う名目でユリアンにプレゼントをあげるキャゼルヌ先輩とか。ユリアンはヤンさんが含まれてるのは気遣いとはとりあえず思わず、全員からと言うプレゼントに感動するとか。後でキャゼルヌ先輩から、「来年からはおまえがちゃんとやれよ」って言われる。
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