そうか、自分の中でロイ氏とヤンさんが結びつかないのは、ヤンさんは父性の人で、ロイ氏が重度のマザコンこじらせだからか。ロイ氏も、父親にもちゃんと愛されたかったと思うけど、母上からのあれこれの方がインパクト強くて、あの状態で父上に愛されたとしても上書きはできなかったろうなあ。フィクションの話だからあーそうだねーってさらっと流すけど、ああいう親子関係をリアルで聞いたら(そしてああいう事例はあるある)、自分は多分ロイ氏に一発で参る。いきなりこの人は自分の脳内世界で庇護したい対象になる。ヤンさんと言うのは、意識的か無意識か分からないけど、あの鈍感さで自分を傷つけるだろうあらゆることから自分を守ってると言うか、あれは一体天然鈍感なのか、色々あったゆえに身に付けた処世術なのか、どっちなんだろう(自分は天然&後天的強化かなと思うけど)。あの人は、他人からの害意や悪意に強いんじゃなくて、ほんとに単に鈍いだけじゃないかと言う気がする。他人が、自分にそれほどの関心を持ってると言うことを自覚できないと言うか。それをこじらせると、他人、特に女性は悪意のみで自分に対峙する(決して間違いではないけど)と思い込むロイ氏になると言う。自分はついロイ氏=ヤンさんで考えてしまうんだけど、ヤンさんはいくらでもロイ氏みたくなるチャンスはあったし、ロイ氏はヤンさんみたくなる場合もあった、と言うようなことを考えてしまう(それを、特にロイ氏が望んでたとはまったく思わないけど)。
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