家計を任せることになるので、ユリアンに真っ先に革のいい財布(大人の男性が持つふたつ折りの、多分キャゼルヌ先輩をお手本にした)を買ってあげるヤンさん。そして自分の財布と言えば、縫い目がほつれ掛けてる外にジッパーのポケットついた小さい小銭入れで、キーホルダーもついてるのですべての鍵がそこに・・・(多分IDも入れてるから、落としたら大事)。ユリアンが恐る恐る、ずいぶん大事に使ってらっしゃるんですねって訊いたら、「親父がね、使ってたんだ」って何だかしんみりな口調で言うので、形見なのか!そんな財布って思ってしまってごめんなさい提督!!って反省する大変良い子のユリアン。実は単に、当時財布すら買うお金がなかった&これで十分足りてるので新しいのを買うのがめんどくさいと言うのが真相で、別に形見とかそういう思い入れは一切なかったりするヤンさんとかそういう。シェーンコップ先生はいわゆるマネークリップ使いで、小銭は大体チップで置いて去るタイプじゃないかと思う。後は全部カード等で支払いとか。小銭がどうしても必要な時は、そういうのきちんとしてるリンツか、いつもポケットに小銭じゃらじゃら(だからおまえは彼女ができないんだって小言をつけつつ)のブルームハルトに借りる。返すのはお酒とかのおごりで。ヤンさんとシェーンコップ先生だと、完全割り勘かおごりの場合どちらか、やや金額の違う割り勘かどれだろうってちょっと迷う。ヤンさんお金の支払いとかもたもたしそうじゃん。そうするとシェーンコップ先生がさっさと払っちゃうじゃん。キャゼルヌ先輩の場合は、先輩と言うことでおごられるのもそれほどアレじゃないだろうけど(むしろたかるにやぶさかではない)、シェーンコップ先生は部下だし、何しろヤンさんに敬語の人だし。でもシェーンコップ先生がヤンさんにおごられて毎回すごく嬉しがると言うこともないだろうしなあ。まあ適当におごりおごられ、適当に割り勘かな。全部その時の気分で。
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