ヤンさん、あの飄々さとあの黒髪瞳の色で、絶対東洋趣味の上官とかに相手させられてた過去しか浮かばない。ごめん。後、ちょっと治安の悪い基地とかに配属されて、そこで云々カンヌンみたいな。ごめん。ヤンさんがあんまり子ども子どもしてるから、みんなひどく傷つけようとかはしないんだけど、数人性癖刺されて妙に執着するのとか出て来て、めんどくさいなー的なヤンさんとか。ヤンさんがひどい人になっちゃう。とにかく傷つかないなら別にいいや的な、投げやり感とかそういう。シェーンコップ先生は逆に、あの鼻っ柱の強さで、手足折るとか顎砕くとかそういうノリで大変暴力的とか。強姦よりも痛い目に遭わせて屈従させてやると言う方向の。なので、ヤンさんとはトラウマの方向が違うと言うか。ヤンさんの方が、そういう意味で人使いの妙を分かってると言うか。そういうので、傷の深さは深刻なシェーンコップ先生に、ちょっと事情があって手を出す形になって、ヤンさんに対して暴力的な振る舞いをする(手加減しながら)シェーンコップ先生を癒やす体で受け入れるなど。ヤンさんはヤンさんで無自覚に傷ついてもいるんだろうけど、この人は自己完結が上手いと言うか、柳に風を理解してると言うか。元々男性性が云々みたいな育てられ方もしてないし、染まってもないので、暴力で貶められて傷つくそもそもの男性性がないので、傷もつきようがないと言うか。その辺はシェーンコップ先生の方が強くて、傷だらけ、みたいな。そういうヤンさんの靭(つよ)さを、狡いって思うシェーンコップ先生とかね。ヤンさん的には、体格的にも人種的にも恵まれた立場でありながら貶められる亡命者と言う辺りで、相互理解は無理って先に悟ってて、その溝が存在すると受け入れた上で、お互いがお互いを好きになると言うのはどうかなできるかな大丈夫かな、みたいな。ヤンさんは絶対自分の外見へのフェチ趣味で近づいて来る面々を、ある意味軽蔑してるだろうしな。その辺りで自分が案外プライド高いと言うのを、自覚してるのかどうか。誇りの健全さは、多分ヤンさんの方が上かなあ。損ねられてしまっている部分を、シェーンコップ先生はヤンさんに満たしてもらうのか。などと考えてみたり。
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