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さすがにGM萌えについて2万字超えで語ると落ち着いたので、やっぱり吐き出すの大事。
超大事。
構わずダダ漏れ。時々青いお空とかに反応投げ。ここのタイトルが時々近況報告。ブラウザバックで戻って下さい。
メルフォ
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2012年6月26日(火)
*
vtms
LRSについて。思ったより長くなったので隠す。
LRSってすごいメロドラマだなあと思う。本気で褒めてる。
あんな少ない情報量で、グレゴルーのキャラ立ちさせて、キリコ含む4人がどういう関係かってこちらにきちんと想像させて、バイマンの右手が何かおかしいってさり気なく描写して、そしてそれをキリコだけが知ってる、と言う流れから、最後の最後でペールゼンを実際に殺すのがバイマン、そのバイマンの最後を見取るのが、なぜかいちばん最後にみんなに合流したくせに他の誰も知らなかったバイマンの右手のことを知ってるキリコで、で、一方ペールゼンはフィアナに対してキリコが何者かを語る形でキリコに対するドロッドロの愛憎を吐き出す図。そして途中で、ペールゼンとキリコの、ほぼ一方的なペールゼンの愛憎を描写しておきながら、それに対するキリコの反応は、ぶっちゃけ「おまえなんかどうでもいい。」 しかもこれを台詞4行くらいで描写すんだぜー。
この流れだと、キリコがペールゼンを直接殺すのかなって思うじゃん。なのに実際はペールゼンに殺されそうになって、そのペールゼンをバイマンが撃つんだぜー。そしてキリコは、バイマンの右手を握って見送るんだぜー。そしてさらに、バイマンを見送ったがゆえに、フィアナたちに追いつけなくなるんだぜー(キリコの主目的はフィアナ奪還であって、ペールゼンは二の次だった)。
何かもうね、展開と流れの見事さに、改めてあご落ちる。吉川御大パネェ。計画的に悉く外されるドミノ倒しって感じ。
それに、全般バイムザの流れのLRSで、このふたりの泣ける愛の会話が、「散々絡んですまなかった」「よせ」「白状するとオレは・・・オレは──」ってところで、グレゴルーが生きて戻った時のために今はよせって止めるんだぜー! 止めちゃうんだぜー!
これだけ!これだけ! こんなにバイムザなのにこれだけ! ムーザなんかよせって一言だけ。バイマンは一応目うるうるさせるけど、それ以上言わない。
こんな短いやり取りで、このふたりの今までの関係が全部想像できる、ってか、させてくれるやり取りで、この引き算っぷりがたまらん。あえて言わない、言わせない、描写しない、と言う演出がたまらん。
バイムザ沸騰した時は、なんでそこで止めるのおおおおおおおお!って本気で叫んだけど、ここで言わせないのがグレゴルーで、結局言わないのがこの人たちなんだなあと納得した。言わないからこそのバイムザってかさー。ここで見せるバイマンの弱い部分がたまらんわけだよ。ムーザになら見せてもいいって思ったんだよねバイマン!
いや何かさーLRSは、すごく脚本と演出と映像部分のバランスがいい作品だと思うの。ものすごい名作ってわけじゃないのかもだけど(こいつはこのバランスの良さで名作だと思う)、映像作品とはこうあるべき、のエッセンスを凝縮して、ぎりぎり必要な分だけ詰め込んであるって感じで、見ててごろんごろんする。
ある程度本編で情報頭に入れとかないと理解するのに辛いかもだけど、それでも何て言うか、こちらにちょうどよく想像させるだけの情報がきちんと程好く詰め込まれてる、と言うバランスがたまらん。すごいたまらん。
何かもうね、バイマンのことをキリコだけが知ってる、ペールゼンのキリコへの執着、キリコはフィアナ以外全無視、ペールゼンを実際殺したのはバイマン、そのバイマンを見送ったのはキリコ、そしてキリコは置き去りにされてまたひとり、と言う流れの、何かもう、すっごい美しい河の流れを見てる(しかも程好いスピード)ような感じがたまらん。
ボトムズ自体が地味な作品で、これも同じトーンで地味な作品なんだけど、噛めば噛むほど味が出るってか、見れば見るほど毎回発見があって繰り返し見るのが楽しい。
バイムザっぷりと、ひそかなバイキリっぷりがたまらん。そしてよったんのキリコに対する妄執。
みんな戦争に運命狂わされたって感じで、そのトーンが最後まで貫かれてて、救いがあるようなないような、地獄の底にまた引きずり戻されました、みたいな感じがたまらん。
吉川御大パネェ。この人すげえよ。
あー吐いてすっきりした。LRSは超極上のメロドラマ。
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